加齢とともに、自分自身気をつけていることがあります。それは高血圧症、脂質異常症です。当薬局では、血圧が高い患者さんには、血圧手帳を配布しています。朝おきてからと、夜風呂に入る前に、自己測定して、脳卒中、心筋梗塞、腎不全を予防しなければなりません。
「高血圧ガイドライン2009」より高かったり、夜中に高血圧であったりする時は、自己判断せず、内科医等の診察を受けてください。高血圧薬の種類により、副作用が違うのですが、服用して1週間ぐらいたって気になる症状、たとえば、顔がほてる等が改善しない場合、副作用の可能性がありますので、お知らせください。高血圧薬の主な副作用を、列記します。歯茎がはれる、咳がでる、心臓がドキドキする、手足が冷える、トイレが近くなる等がです。副作用かなと思ったら、急に服用をやめないで、受診してください。別な種類の降圧薬の処方が考えられます。 作用機序別でも、7種類の降圧薬があります。これらを、組み合わせて、服用するケースもあります。
人間は、血管から老いる、と言われています。脂質異常症薬のスタチン系は、悪玉コレストロール・中性脂肪を下げるだけでなく、 動脈瘤等での血管壁での慢性炎症反応の関与が明らかになっています。また優れた抗炎症作用を有すると、動物実験で確認されています。イコサペント酸エチル(魚油EPA)とともに、、スタチン、EPAの服用で、血管系疾患の発症が抑えられる可能性があります。
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