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〝クローズアップ〟

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★ 成長ホルモン 2017. 8. 9

 成長ホルモンは本来、脳にある下垂体より就寝時に分泌され、骨端線に作用し身長を伸ばしてくれます。しかし、何らかの要因により、下垂体から成長ホルモンの分泌量が少なくなり、低身長になってしまうことがあります。何らかの要因とは、遺伝的、骨の要因、逆子等により下垂体の機能不全等があげられます。お子様の身長の伸びが心配な方は、当薬局に成長曲線を掲示してますのでご覧ください。それにより、性別年齢の平均よりかけ離れている場合、病院にて負荷試験をうけたほうがよい場合がありますので、ご相談ください。最近放射能事故もあり、甲状腺の病気や、白血病が増えるのはわかってきています。しかし、放射能によるDNA損傷で、低身長があるかどうかの研究はまだなされていません。

 病院での検査の結果、低身長と診断された場合の治療法ですが、成長ホルモンは薬としての服用や点鼻薬では、安定性が悪く吸収も悪いため、効果があまりよくありません。開発努力をしていますが、いまのところ実用化されてません。いまある唯一の方法は、自己注射を毎日することになります。

 注射器によって長所短所がありますが、成長ホルモンはもともと不安定なので、新しく注射器を使用する場合、毎回薬と溶解液を溶かす必要があります。携帯電話のような注射器で、わたしのほうで用量設定してしまえば、考えることなく注射器のボタンをおすだけで、自動で必要量を注射してくれますので、小学生高学年以上でお子さんが一人で注射する場合、投与量を間違えることがないという注射器です。しかし最近は、すでに溶解していて溶かす作業が不要になった注射器が発売されてます。毎回注射する量を、自分で設定して注射することになるので、親御さんと一緒に注射する・毎回親御さんと設定を確認しながら注射する年代にとっては非常に有意義な注射器です。他にも注射器がありますが、特徴がないのが特徴です。

 薬の副作用ですが、頭重感、潜血、まれに糖尿病誘発、白血病がありますが、今まで白血病の副作用を経験したことはありません。しかし、もともと血液中にガン細胞があった場合は、成長ホルモンによりガン細胞は増えますので、成長ホルモン投与により白血病の発症時期ははやまる可能性はあるかもしれません。





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