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〝クローズアップ〟

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★ 放射能関連(3)2017. 8. 9

 よく知られていますが、放射性セシウムは筋肉に、ストロンチウムは骨に、ヨウ素は甲状腺に、プラトニウムは肺に蓄積しやすい。
放射能に詳しい滝澤行雄・秋田大学名誉教授の「食品を通じた放射線の健康影響-これまでの知見と今後の対応-」によると、セシウムは水溶性のため、表面をよく洗ってから煮物や煮付け、酢漬けや塩漬けなど食品から水分が出る調理法で、ある程度除染。しかし焼いたり、揚げたり、蒸したりして水分を食品中に閉じ込めてしまう調理法は避けた方がいいとある。
肉の場合は、冷凍、解凍してから4〜5時間、10%食塩水に浸しておく方法で90%減少。魚の場合は、うろこ、ひれ、頭、内臓を取り、50〜100g程度に小分けし、3%食塩水(海水の濃度です)に1日程度浸し、時々水を交換すると30%〜70%取り除ける。葉菜類は、水洗いとあく抜きが効果的。あとは味が問題となりそうですが、塩を与那国産などを使用するなどの工夫が必要かもしれません。
なお、独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 http://www.naro.affrc.go.jp/ に滝澤先生のPDFがあります。調べる際に参考になりますので、貼り付けます。


厚生労働省平成22年3月17日食品中の放射線物質に関する暫定規制値(132.1 KB)
http://www.hondamic.co.jp/top/top2/2r9852000001559v.pdf

食品安全委員会 放射性物質と食品に関するQ&A(6月13日更新)(371.6 KB)
http://www.hondamic.co.jp/top/top2/emerg_QA.pdf





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