おくすり手帳は、処方されたおくすりの名前、処方日数(回数)、処方薬の服用方法や使用方法などの記録(薬歴)を残すための手帳のことです。 経時的に記録されることで、医師・歯科医師、薬剤師があなたの薬歴を知ることができ、重複投与や相互作用を確認して、薬を安全・適正に処方・調剤してもらうためのものです。 災害時や旅先での急病やケガなどで受診した際、あなたの薬歴がすぐに把握できるのでとても役立ちます。 まだお持ちでない方はお申し付けください。
【おくすり手帳の使い方】 1. 病院・医院、薬局で毎回提出しましょう。 2. 災害時や旅行時などに医療関係者が手帳を見ればどんな薬を服用・使用しているのかすぐに把握できます。普段から携帯しましょう。 3. 複数の医療機関または薬局にかかっている方は必ず一冊の手帳に記録しましょう。 4. あなたがもらったお薬の記録ですので大切に保管してください。
【追記】 東日本大震災では医療機関や薬局も甚大な被害を受け、カルテなどの記録が消失してしまいました。各地から医師・歯科医師、薬剤師、看護師の方々が応援に駆けつけていただけました。医療設備が十分確保されない中、おくすり手帳を所持されていた方へは緊急的におくすりを提供できたという事例が多くありました。 この事実を受け、2012年4月より厚生労働省の方針でおくすり手帳を積極的に活用していくことになりました。
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